ポケモンの博士一覧|オーキド博士から歴代博士まで紹介
ポケットモンスターシリーズには、オーキド博士をはじめ、ウツギ博士、オダマキ博士、ナナカマド博士、アララギ博士など、各地方でポケモンを研究する博士が登場します。主人公へ最初のパートナーを託すだけでなく、ポケモンの進化、生態、技、メガシンカ、ダイマックス、テラスタルなど、博士ごとに専門分野が異なる点も特徴です。本記事では、ゲーム本編に登場する歴代のポケモン博士を世代順に紹介。ラベン博士やソニア、オーリム博士・フトゥー博士、アニメ独自の博士についても解説します。
ポケモンに登場する博士の役割とは?
ポケモン博士は、各地方に生息するポケモンや、その地方特有の現象を研究する人物です。多くの作品では、主人公へ最初のポケモンとポケモン図鑑を託し、冒険へ出るきっかけを作ります。旅の途中でも図鑑の完成を支援し、物語に関わる現象や伝説について助言してくれます。
ただし、すべての博士が同じ役割を担うわけではありません。アローラ地方ではククイ博士が島めぐりを支え、ガラル地方ではマグノリア博士の孫であるソニアが歴史を調査します。パルデア地方のオーリム博士・フトゥー博士は、冒険の案内役というより、物語の核心となる研究者です。
博士の名前には植物に由来するものが多い
日本語名のポケモン博士には、オーキド、ウツギ、オダマキ、ナナカマド、アララギ、プラターヌ、ククイ、マグノリア、ラベンなど、樹木や植物を思わせる名前が多く使われています。英語名でもオーク、エルム、バーチ、ローワンなど、同様に樹木を由来とする命名が受け継がれています。
ポケモンの歴代博士一覧
| 博士名 | 主な登場作品 | 地方・時代 | 主な研究分野 |
|---|---|---|---|
| オーキド博士 | 赤・緑・青・ピカチュウなど | カントー地方 | ポケモン全般・人とポケモンの関係 |
| ウツギ博士 | 金・銀・クリスタルなど | ジョウト地方 | ポケモンのタマゴ・繁殖・進化 |
| オダマキ博士 | ルビー・サファイアなど | ホウエン地方 | 野外での生態・分布 |
| ナナカマド博士 | ダイヤモンド・パールなど | シンオウ地方 | ポケモンの進化 |
| アララギ博士 | ブラック・ホワイトなど | イッシュ地方 | ポケモンの起源 |
| プラターヌ博士 | X・Y | カロス地方 | ポケモンの進化・メガシンカ |
| ククイ博士 | サン・ムーンなど | アローラ地方 | ポケモンの技 |
| マグノリア博士 | ソード・シールド | ガラル地方 | ダイマックス |
| ソニア | ソード・シールド | ガラル地方 | ガラル地方の歴史・伝説 |
| ラベン博士 | Pokémon LEGENDS アルセウス | ヒスイ地方 | ポケモンの生態・図鑑作成 |
| オーリム博士 | スカーレット | パルデア地方 | テラスタル・古代のポケモン |
| フトゥー博士 | バイオレット | パルデア地方 | テラスタル・未来のポケモン |
主人公へ最初のポケモンを直接渡す博士もいれば、別の人物を通して託す博士もいます。また、ソニアは物語開始時点では博士の助手に近い立場ですが、調査を通して成長し、正式な博士として認められます。
オーキド博士|カントー地方
オーキド博士は、『ポケットモンスター 赤・緑』から登場するシリーズ最初のポケモン博士です。マサラタウンに研究所を構え、主人公とライバルへ最初のポケモンを託します。ポケモン図鑑を完成させる夢を若いトレーナーに託した人物でもあり、「ポケモン博士」と聞いて最初に思い浮かべる人も多いでしょう。
フシギダネ・ヒトカゲ・ゼニガメを託す
赤・緑・青では、主人公はフシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメから1匹を選びます。『ポケットモンスター ピカチュウ』ではピカチュウ、『Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』ではピカチュウまたはイーブイが相棒になります。作品によって候補は変わっても、冒険の始まりを見守るオーキド博士の立場は共通しています。
アニメでもサトシへピカチュウを託し、旅の相談相手やポケモンの預かり役として長く登場しました。ゲームとアニメの両方で知名度が高く、後の歴代博士の基本形を作った存在です。
ウツギ博士|ジョウト地方
ウツギ博士は、ワカバタウンで研究を行う若いポケモン博士です。ポケモンのタマゴや繁殖、進化について研究し、金・銀では主人公へチコリータ、ヒノアラシ、ワニノコのうち1匹を託します。
ポケモンのタマゴ研究で知られる
第二世代では、ポケモンのタマゴと育て屋による繁殖が新要素として登場しました。ウツギ博士はこの仕組みと強く結び付いた人物で、主人公がトゲピーのタマゴを育てる出来事にも関わります。落ち着いた大御所というより、研究に夢中で慌てることもある親しみやすい博士です。
オーキド博士を尊敬しており、研究者同士のつながりが描かれている点も特徴です。ジョウト地方の冒険は、博士から頼まれた「めずらしいもの」を受け取りに行くところから本格的に始まります。
オダマキ博士|ホウエン地方
オダマキ博士は、ミシロタウンを拠点にホウエン地方のポケモンを研究しています。研究室にこもるより野外へ出ることを好み、ポケモンの生態や分布を自分の目で確かめるフィールドワーク型の博士です。
野生ポケモンに追われたところを主人公が助ける
ルビー・サファイアでは、オダマキ博士が野生のポチエナに追われ、主人公がバッグの中からキモリ、アチャモ、ミズゴロウの1匹を選んで助けます。この救出が主人公と最初のパートナーの出会いです。リメイク版では追いかけてくるポケモンなど一部の演出が変化しています。
主人公の父であるセンリとも親しく、子どものユウキまたはハルカが主人公のライバル兼先輩として図鑑調査を行います。家族同士の交流が冒険の導入へ自然につながっている博士です。
ナナカマド博士|シンオウ地方
ナナカマド博士は、マサゴタウンでポケモンの進化を研究する人物です。ポケモンの多くが進化することに注目し、進化しない種類との違いや、進化が秘める可能性を調べています。厳格で威厳のある雰囲気を持ちますが、ポケモンへの愛情と正義感は強く、ギンガ団にも毅然と立ち向かいます。
オーキド博士の先輩にあたる研究者
ナナカマド博士は、オーキド博士より年長で、研究者としての先輩にあたります。長く海外で研究した後、シンオウ地方へ戻ってきました。主人公とライバルは、ナエトル、ヒコザル、ポッチャマの中からパートナーを選び、図鑑完成に協力します。
『Pokémon LEGENDS アルセウス』は過去のシンオウ地方にあたるヒスイ地方が舞台ですが、同作の中心となる博士はナナカマド博士ではなくラベン博士です。
アララギ博士|イッシュ地方
アララギ博士は、カノコタウンに研究所を持ち、ポケモンの起源について研究する博士です。シリーズ本編で初めて、冒険開始時の案内役を務める女性博士として登場しました。ブラック・ホワイトでは、ツタージャ、ポカブ、ミジュマルを主人公たちへ届けます。
主人公・チェレン・ベルの3人へポケモンを託す
イッシュ地方では、主人公だけでなく幼なじみのチェレンとベルも同時に旅立ちます。3人がそれぞれ異なる最初のポケモンを選ぶため、博士から届いたプレゼントが友人同士の冒険の始まりになります。
アララギ博士の父もポケモン研究者で、「アララギパパ」として登場します。続編のブラック2・ホワイト2でも研究を続け、主人公たちを支えます。行動力があり、各地へ足を運びながら調査する博士です。
プラターヌ博士|カロス地方
プラターヌ博士は、ミアレシティに研究所を構えるカロス地方の博士です。ポケモンの進化、とくにカロス地方で大きなテーマとなるメガシンカを研究しています。若々しく気さくな性格で、主人公へ自らポケモンバトルを挑む点も特徴です。
カントー御三家を主人公へ託す
X・Yで最初に選ぶハリマロン、フォッコ、ケロマツは、博士の助手を通して主人公たちへ渡されます。その後、プラターヌ博士の研究所ではフシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメからもう1匹を選べます。カロス御三家とカントー御三家の両方を仲間にできる構成です。
フレア団のボスであるフラダリとも面識があり、その思想を完全には見抜けないまま交流していました。明るい博士の物語に、理想を誤った人物との対比が組み込まれています。
ククイ博士|アローラ地方
ククイ博士は、アローラ地方でポケモンの技を研究しています。技の威力や仕組みを知るため、自分の体でポケモンの技を受けることもある情熱的な人物です。白衣を素肌に着る独特の姿と、親しみやすい話し方でも知られています。
アローラ初のポケモンリーグ設立を目指す
ククイ博士は、モクロー、ニャビー、アシマリから主人公のパートナーを選ばせ、島めぐりを支援します。さらに、アローラ地方にポケモンリーグを作るという夢を持ち、その実現にも深く関わります。覆面レスラー「ロイヤルマスク」としてバトルロイヤルに出場する一面もあります。
妻のバーネット博士も研究者で、異次元空間やウルトラホールについて調査しています。アニメではククイ博士とバーネット博士がサトシを家族のように迎え、学校生活を支える役割も担いました。
マグノリア博士・ソニア|ガラル地方
マグノリア博士はダイマックス研究の第一人者
マグノリア博士は、ガラル地方に特有のダイマックス現象を研究する高齢の女性博士です。主人公へ推薦状を用意するようチャンピオンのダンデを後押しし、ジムチャレンジへ参加する道を開きます。サルノリ、ヒバニー、メッソンを主人公とホップへ渡すのはダンデであり、博士が直接選ばせる従来の形式とは異なります。
ソニアは旅の中で博士へ成長する
ソニアはマグノリア博士の孫で、ダンデの幼なじみです。主人公と各地を巡りながら、英雄の伝説、ザシアンとザマゼンタ、ブラックナイトの真相を調査します。物語の終盤で研究成果をまとめ、マグノリア博士から白衣を受け継いで正式な博士となりました。
ガラル地方では、すでに完成された博士が主人公を導くだけでなく、ソニア自身が迷いながら研究テーマを見つけ、博士へ成長していく過程が描かれています。
ラベン博士|ヒスイ地方
ラベン博士は、『Pokémon LEGENDS アルセウス』に登場するポケモン博士です。別の地方からヒスイ地方へやってきて、ギンガ団調査隊の一員としてポケモンの生態を研究しています。まだポケモンと人間が十分に共存していない時代に、最初のポケモン図鑑を完成させようとしています。
モクロー・ヒノアラシ・ミジュマルを連れてきた
ラベン博士が主人公の候補として用意するのは、モクロー、ヒノアラシ、ミジュマルです。3匹はそれぞれ異なる地方の御三家で、博士が調査の旅で出会い、ヒスイ地方へ連れてきました。進化するとヒスイ地方特有の姿になる点も物語と結び付いています。
現代の図鑑とは異なり、同じポケモンを何度も捕まえる、技を見る、特定の行動を確認するといった研究タスクを積み重ねて図鑑を作ります。ラベン博士は主人公の報告を文章としてまとめ、ポケモン研究の土台を築きます。
オーリム博士・フトゥー博士|パルデア地方
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』では、シリーズ本編で初めてバージョンによって異なる博士が登場します。スカーレットではオーリム博士、バイオレットではフトゥー博士です。2人はパルデア地方の伝承、テラスタル現象、パルデアの大穴にあるエリアゼロを研究しています。
古代と未来で研究テーマの方向性が異なる
オーリム博士は古代のポケモンが暮らす楽園、フトゥー博士は未来のポケモンが暮らす楽園を目指します。スカーレットでは古代の姿を思わせるパラドックスポケモン、バイオレットでは未来的なパラドックスポケモンが物語の中心です。
従来の博士と違い、主人公へ御三家を渡す役ではありません。ニャオハ、ホゲータ、クワッスを用意するのはアカデミー校長のクラベルです。博士はペパーの親であり、コライドンまたはミライドン、エリアゼロの秘密と深く関わります。
物語終盤で明らかになる博士の秘密
主人公と通信していた博士の正体や、エリアゼロで研究を続ける理由は、物語終盤の重要な謎です。詳しく知る前にゲームを遊びたい人は、この先の情報を避けたほうがよいでしょう。歴代博士の中でも、案内役ではなく物語の核心そのものとして描かれた異例の存在です。
ゲーム・アニメに登場するそのほかの博士
バーネット博士|異次元空間を研究
バーネット博士は、異次元空間やウルトラホールを研究する人物です。ゲームではククイ博士の妻として登場し、アローラ地方の物語に関わります。アニメでも研究者として活動しながら、ククイ博士とともにサトシを支えました。
マコモ博士|ポケモンの夢を研究
マコモ博士はイッシュ地方の研究者で、ポケモンの夢と夢の煙を研究しています。アララギ博士の友人であり、ブラック・ホワイトではゲームの通信機能に関する案内も担当しました。地方を代表する博士とは別に、特定分野を研究する人物の例です。
ウチキド博士|オレンジ諸島のアニメオリジナル博士
ウチキド博士は、アニメのオレンジ諸島編に登場するオリジナルの博士です。ダイダイ島の研究所で、地域によって異なるポケモンの生態や姿を研究しています。サトシたちはオーキド博士のお使いで研究所を訪れ、タケシが一時的に残ることになります。
サクラギ博士|新無印編の拠点を提供
サクラギ博士は、アニメ「ポケットモンスター」の新無印編に登場します。クチバシティのサクラギ研究所を拠点に、サトシとゴウをリサーチフェローとして各地方へ送り出しました。特定の地方だけでなく、世界中のポケモンを調査するシリーズ構成に合った博士です。
フリード博士|ライジングボルテッカーズのリーダー
フリード博士は、アニメ「ポケットモンスター」のリコとロイの物語に登場するポケモン博士です。飛行船で旅をするライジングボルテッカーズのリーダーで、キャプテンピカチュウを相棒としています。研究所から主人公を送り出す従来の博士とは異なり、自ら世界を旅して危険な場面でも戦う行動派です。
歴代博士のよくある質問
ポケモンで最初に登場した博士は誰ですか?
『ポケットモンスター 赤・緑』のオーキド博士です。主人公へ最初のポケモンとポケモン図鑑を託し、冒険の目的を示しました。ゲーム開始時に世界観を説明する役割も担当しています。
女性のポケモン博士は誰がいますか?
地方を代表する博士では、アララギ博士、マグノリア博士、ソニア、オーリム博士などがいます。そのほか、バーネット博士、マコモ博士、アニメのウチキド博士も女性の研究者です。
主人公へ御三家を渡さない博士もいますか?
います。ソード・シールドではダンデが御三家を用意し、スカーレット・バイオレットではクラベルが主人公へ御三家を見せます。オーリム博士・フトゥー博士は研究と物語の核心を担いますが、冒険開始時に御三家を渡す役ではありません。
ソニアは本当にポケモン博士になったのですか?
はい。ソニアはガラル地方の歴史と英雄の伝説を調べ、研究成果を本にまとめます。物語の終盤でマグノリア博士から白衣を受け継ぎ、博士として新たな道を歩み始めます。
オーリム博士とフトゥー博士は同時に登場しますか?
同じ作品内で2人がそろって登場するのではなく、バージョンによって博士が変わります。スカーレットではオーリム博士、バイオレットではフトゥー博士が物語の中心となります。
博士をテーマにしたポケモンカードはありますか?
オーキド博士をはじめ、研究者や博士に関係するトレーナーズカードが多数登場しています。同じ人物でも、作品や時代によってカード名、イラスト、効果が異なります。好きな地方や研究テーマに合わせ、博士と関係するポケモンを一緒に集めるのもおすすめです。
まとめ
ポケモンの歴代博士は、オーキド博士から始まり、ウツギ博士、オダマキ博士、ナナカマド博士、アララギ博士、プラターヌ博士、ククイ博士、マグノリア博士へと受け継がれてきました。さらに、旅の中で博士へ成長するソニア、過去のヒスイ地方で図鑑を作るラベン博士、物語の核心を担うオーリム博士・フトゥー博士など、役割も多様になっています。
博士ごとの研究分野を比べると、各作品の新要素やテーマが見えてきます。タマゴ、進化、メガシンカ、技、ダイマックス、テラスタルは、ゲームシステムであると同時に、博士たちが追い続けるポケモン世界の謎です。歴代博士に注目しながら作品を振り返ると、それぞれの地方の冒険をより深く楽しめるでしょう。
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