ポケモンの悪の組織一覧|ロケット団・ギンガ団など歴代組織まとめ
ポケットモンスターシリーズには、ロケット団、マグマ団、アクア団、ギンガ団、プラズマ団、フレア団など、主人公の前に立ちはだかるさまざまな組織が登場します。金もうけを目的とする集団もあれば、伝説のポケモンを利用して世界そのものを作り変えようとする組織もあり、目的や危険度はそれぞれ異なります。本記事では、ゲーム本編に登場する歴代の悪の組織を世代順に紹介。スカル団・エール団・スター団のように、従来の悪の組織とは立場が異なる集団や、エーテル財団・マクロコスモスについても解説します。
ポケモンに登場する悪の組織とは?
ポケモンの「悪の組織」とは、ゲームのストーリーで事件を起こし、主人公と対立する集団の通称です。公式に悪の組織と明言されているロケット団などがいる一方、エール団やスター団のように、本質的な悪人集団ではない組織も含めて語られることがあります。
初期のロケット団は、ポケモンを盗んで売買する犯罪組織として描かれました。シリーズが進むと、大地や海を広げる、心のない新世界を作る、ポケモンを人間から解放する、美しい者だけが残る世界を作るなど、組織の思想が物語の中心になります。近年は、応援団や学校で居場所を失った生徒たちなど、敵として登場しても事情を知ると見え方が変わる集団が増えています。
ポケモンの歴代悪の組織一覧
| 組織名 | 主な登場作品 | ボス・中心人物 | 主な目的・立場 |
|---|---|---|---|
| ロケット団 | 赤・緑/金・銀など | サカキ | ポケモンを利用した金もうけと組織拡大 |
| マグマ団 | ルビー/オメガルビーなど | マツブサ | グラードンの力で大地を広げる |
| アクア団 | サファイア/アルファサファイアなど | アオギリ | カイオーガの力で海を広げる |
| ギンガ団 | ダイヤモンド・パール・プラチナ | アカギ | 現在の世界を消し、完全な新世界を作る |
| プラズマ団 | ブラック・ホワイト/ブラック2・ホワイト2 | N、ゲーチス | 表向きはポケモン解放、実際は支配を狙う |
| フレア団 | X・Y | フラダリ | 最終兵器で選ばれた者だけの世界を作る |
| スカル団 | サン・ムーン/ウルトラサン・ウルトラムーン | グズマ | 各地で迷惑行為を行うならず者集団 |
| エーテル財団 | サン・ムーンなど | ルザミーネ | ポケモン保護を掲げるが物語で主人公と対立 |
| レインボーロケット団 | ウルトラサン・ウルトラムーン | サカキ | 歴代ボスを集め、あらゆる世界の支配を狙う |
| エール団 | ソード・シールド | ネズを中心とするジム関係者 | マリィを勝たせるため他の挑戦者を妨害 |
| マクロコスモス | ソード・シールド | ローズ | ガラルの未来のエネルギー問題を解決する |
| スター団 | スカーレット・バイオレット | ボタンと5人のボス | 学校の生徒が作った自衛・仲間のための集団 |
作品によっては、同じ組織でも目的や設定が変化します。特にマグマ団とアクア団は、ルビー・サファイアとリメイク版で服装や思想の見せ方が異なります。また、エーテル財団とマクロコスモスは組織全体が悪というより、トップの判断や一部の計画によって主人公と対立する点が特徴です。
ロケット団|カントー・ジョウト地方
ロケット団は、『ポケットモンスター 赤・緑』から登場するシリーズ最初の悪の組織です。ボスはトキワジムのジムリーダーでもあるサカキ。珍しいポケモンを盗む、カラカラの母親を死なせる、シルフカンパニーを占拠するなど、利益のためにポケモンや人を傷つける犯罪組織として描かれています。
目的はポケモンを利用した金もうけ
ロケット団の目的は、壮大な理想の実現ではなく、ポケモンを悪用して富と権力を得ることです。秘密基地を構え、企業を襲い、ゲームコーナーの裏で活動するなど、現実の犯罪組織に近い性質を持っています。主人公に敗れたサカキは組織の解散を宣言しますが、金・銀では残党がジョウト地方で活動し、ラジオ塔を占拠してサカキの帰還を呼びかけました。
アニメのムサシ・コジロウ・ニャースで親しみやすい存在に
アニメでは、ムサシ、コジロウ、ニャースの3人組がロケット団員として長く登場しました。ゲームのロケット団が冷酷な犯罪組織である一方、アニメの3人は失敗を重ねるコミカルな悪役として親しまれています。ただし、アニメのサカキや組織本体は、3人組とは異なる緊張感を持つ存在です。
マグマ団・アクア団|ホウエン地方
ホウエン地方では、正反対の理想を持つマグマ団とアクア団が対立します。マグマ団のボスはマツブサ、アクア団のボスはアオギリです。どちらもポケモンや自然の未来を考えて行動していますが、伝説のポケモンを利用して環境を強制的に変えようとしたため、大災害を引き起こします。
マグマ団はグラードンで大地を広げようとする
マグマ団は、陸上で暮らす人間やポケモンのため、活動できる大地を増やそうとします。マツブサはグラードンを目覚めさせ、その力で海を干上がらせようとしました。しかし、自然の均衡を人の判断だけで変える計画は制御できず、ホウエン地方全体を危険にさらします。
アクア団はカイオーガで海を広げようとする
アクア団は、生命の源である海を増やし、ポケモンにとって豊かな自然を取り戻そうとします。アオギリはカイオーガの力で大雨を降らせようとしますが、海が増え続ければ陸上の生命は暮らせません。両組織は理想を掲げながらも、自然の力を過小評価していた点が共通しています。
ギンガ団|シンオウ地方
ギンガ団は、『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』に登場します。ボスのアカギは、人の心を不完全なものと考え、現在の世界を消し去って争いのない完全な新世界を作ろうとしました。そのためにディアルガとパルキア、プラチナではギラティナに関わる力まで利用しようとします。
ポケモンを使って利益を得るロケット団とは異なり、ギンガ団の目的は世界の再創造です。湖のポケモンであるユクシー、エムリット、アグノムを捕らえて赤い鎖を作り、時間と空間を操る伝説のポケモンを支配しようとしました。成功すれば現在の世界そのものが失われるため、歴代でも危険度の高い組織です。
『Pokémon LEGENDS アルセウス』のギンガ団とは別物
『Pokémon LEGENDS アルセウス』にも同名のギンガ団が登場しますが、こちらはヒスイ地方を調査し、人々の生活圏を築く組織です。未来のギンガ団と名前やシンボルに共通点はあるものの、悪の組織として活動しているわけではありません。同作ではコンゴウ団とシンジュ団も登場しますが、いずれも一般的な悪の組織には含まれません。
プラズマ団|イッシュ地方
プラズマ団は、『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』で「ポケモンを人間から解放する」という思想を掲げます。王として担ぎ上げられたNは、ポケモンの声を聞く能力を持ち、人間とポケモンを引き離すことが両者の幸せにつながると信じていました。
ゲーチスの本当の目的はポケモンの独占
しかし、プラズマ団を裏で操っていたゲーチスの目的は、すべての人からポケモンを手放させ、自分たちだけがポケモンの力を使える状況を作ることでした。理想を信じるNや団員を利用し、正義を装って支配を目指した点がプラズマ団の特徴です。単なる犯罪ではなく、もっともらしい主張で人々の価値観を揺さぶります。
ブラック2・ホワイト2では旧プラズマ団と新プラズマ団に分裂
続編では、過去の行いを反省してポケモンを返そうとする旧プラズマ団と、ゲーチスのもとで支配を続ける新プラズマ団に分かれます。新プラズマ団は潜水艦型のプラズマフリゲートを使い、キュレムの力で街を凍らせました。同じ制服を着た集団の中にも、思想を信じた者と悪事を選んだ者がいることが描かれています。
フレア団|カロス地方
フレア団は、『ポケットモンスター X・Y』に登場する赤いスーツの組織です。表面上はおしゃれと金もうけを好む集団に見えますが、ボスのフラダリは、限りある資源を奪い合う世界に絶望し、選ばれた者だけが生き残る美しい世界を作ろうとしていました。
計画の中心となるのは、かつてAZが作った最終兵器です。フレア団はゼルネアスまたはイベルタルのエネルギーを利用し、自分たち以外の人間やポケモンを排除しようとしました。「世界を美しくしたい」という言葉とは裏腹に、多くの命を犠牲にする選民思想へ進んだ点が恐ろしさです。
スカル団・エーテル財団・レインボーロケット団|アローラ地方
スカル団は居場所を失った若者たちの集団
スカル団は、アローラ地方でポケモンを盗んだり、試練の邪魔をしたりするならず者集団です。ボスはグズマ、幹部はプルメリ。従来の組織のような世界征服計画はなく、島めぐりの試練に挫折した者など、社会に居場所を見つけられなかった若者が集まっています。
迷惑行為は行うものの、団員同士の仲間意識は強く、グズマにも複雑な過去があります。単純な悪人ではなく、失敗した者を受け止める居場所という面を持つ点で、後のエール団やスター団につながる組織です。
エーテル財団はポケモン保護を掲げる組織
エーテル財団は、傷ついたポケモンを保護するため、人工島エーテルパラダイスを運営しています。組織全体の理念は悪ではありませんが、代表のルザミーネがウルトラビーストへ異常な執着を見せ、コスモッグを利用した研究を進めたことで主人公と対立します。職員のビッケのように主人公を助ける人物もいるため、財団全体を悪の組織と断定するのは正確ではありません。
レインボーロケット団は歴代ボスが集結した組織
レインボーロケット団は、『ウルトラサン・ウルトラムーン』のクリア後に登場します。サカキのもとにマツブサ、アオギリ、アカギ、ゲーチス、フラダリが集まり、エーテルパラダイスを占拠しました。彼らはそれぞれ別の世界で計画を成功させた可能性を持つボスとして現れます。
歴代の悪の組織の技術や伝説のポケモンが集まるため、戦力だけで見ればシリーズ最大級です。ボスのサカキはさらに別の世界へ移動し、野望を続けることを示唆します。
エール団・マクロコスモス|ガラル地方
エール団の正体はマリィを応援する人々
エール団は、ジムチャレンジャーのマリィをチャンピオンにするため、ほかの挑戦者を妨害する集団です。ホテルを占拠する、移動を邪魔する、バトル中に大声で応援するなど迷惑な行動を取りますが、世界を脅かす計画はありません。
その正体は、マリィの故郷スパイクタウンのジムトレーナーたちです。町を再び盛り上げたいという思いから行動が過激になっていました。リーダー格のネズや応援されるマリィ自身は、不正な方法で勝つことを望んでいません。
本当の危機を起こしたのはローズとマクロコスモス
ガラル地方で大規模な危機を起こしたのは、ローズが率いる巨大企業マクロコスモスです。ローズは千年後に訪れるエネルギー不足を解決するため、ムゲンダイナを復活させて「ブラックナイト」を再現しようとしました。
未来を守りたいという目的自体は理解できるものの、ダンデの制止を聞かず、十分な準備を待てないまま計画を実行したことでガラル地方を危険にさらします。マクロコスモスの社員全員が悪人ではなく、ローズの焦りと独断が事件につながった点が、従来の悪の組織との違いです。
スター団|パルデア地方
スター団は、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』で学校の問題児として登場します。あく組、ほのお組、どく組、フェアリー組、かくとう組の5チームがあり、ピーニャ、メロコ、シュウメイ、オルティガ、ビワがそれぞれのボスを務めます。
本当は悪の組織ではなく、いじめに対抗するためのチーム
スター団は、いじめを受けていた生徒たちが自分たちを守り、仲間の居場所を作るために結成した集団です。創設者で「マジボス」と呼ばれる人物はボタン。団員たちは学校を長期間欠席し、強引な勧誘も行うため問題視されていましたが、ポケモンを利用して世界征服を企む集団ではありません。
主人公が各アジトを攻略する「スターダスト★ストリート」は、スター団を一方的に倒す物語ではなく、誤解と過去を明らかにしてメンバーを学校へ戻す物語です。ボスたちは個性的な才能を持ち、仲間を大切にしています。歴代の敵対組織の流れを受け継ぎながら、「悪とは何か」を問い直す存在といえるでしょう。
歴代で危険度が高い悪の組織はどこ?
何を基準にするかで順位は変わりますが、世界全体への被害規模ではギンガ団、フレア団、レインボーロケット団が特に危険です。
- ギンガ団:現在の世界を消し、新世界へ作り変えようとした
- フレア団:最終兵器で選ばれた者以外の生命を排除しようとした
- レインボーロケット団:計画を成功させた可能性を持つ歴代ボスが集結した
- プラズマ団:思想で人々を動かし、ポケモンを独占して支配しようとした
- マグマ団・アクア団:伝説のポケモンを目覚めさせ、地球規模の異常気象を招いた
一方、身近な犯罪組織としての怖さではロケット団も軽視できません。世界の再創造までは狙わなくても、ポケモンの窃盗や売買、企業占拠を組織的に行います。危険度は「野望の規模」「実際に起こした被害」「組織としての継続性」に分けて考える必要があります。
ゲーム・アニメ・ポケモンカードでの違い
アニメでは登場人物や計画が変わることがある
アニメ版はゲームの設定を土台にしつつ、組織の活動内容や登場時期が再構成されています。特にロケット団は、ムサシ・コジロウ・ニャースが長期間登場したことで、ほかの組織より圧倒的に知名度が高くなりました。マグマ団とアクア団、ギンガ団、プラズマ団、フレア団などもアニメ独自の事件や対決が描かれています。
ポケモンカードではボスや団員、所属ポケモンを楽しめる
ポケモンカードでは、「ロケット団のポケモン」や「プラズマ団」のカード、ボスや幹部を描いたサポートなど、組織をテーマにしたカードが登場しています。ゲームで悪役だった人物も、カードではイラストやデッキテーマを楽しむ人気キャラクターです。
組織名やボス名でカードを集めると、作品ごとの思想や象徴的なポケモンをひとつのコレクションとして振り返れます。サカキとミュウツー、マツブサとグラードン、アオギリとカイオーガ、アカギとディアルガ・パルキアなど、人物と伝説のポケモンの関係に注目するのもおすすめです。
ポケモンの悪の組織についてのよくある質問
ポケモンで最初に登場した悪の組織は?
『ポケットモンスター 赤・緑』に登場したロケット団です。ボスのサカキを中心に、ポケモンを使った金もうけや窃盗、企業占拠などを行いました。
歴代でもっとも規模が大きい組織は?
戦力の規模では、歴代ボスがサカキのもとへ集まったレインボーロケット団が最大級です。世界への影響では、宇宙の再創造を狙ったギンガ団や、最終兵器を起動したフレア団も非常に危険でした。
エーテル財団は悪の組織ですか?
組織全体を悪と断定するのは適切ではありません。本来は傷ついたポケモンを保護する財団で、善良な職員もいます。ただし、代表ルザミーネの行動や一部の研究が主人公たちと対立するため、歴代の敵対組織と並べて紹介されることがあります。
エール団やスター団も悪の組織ですか?
どちらも主人公を妨害するため、従来の悪の組織に相当する立場で登場しますが、世界征服を狙う犯罪組織ではありません。エール団はマリィの過激な応援団、スター団はいじめに対抗するために結成された生徒の集団です。
『Pokémon LEGENDS アルセウス』に悪の組織は登場しますか?
従来のシリーズにおける悪の組織は登場しません。同作のギンガ団はヒスイ地方を調査する組織で、ダイヤモンド・パールのギンガ団とは役割が異なります。コンゴウ団とシンジュ団も主人公と意見が対立することはありますが、悪の組織ではありません。
まとめ
ポケモンの歴代悪の組織は、初代のロケット団から、マグマ団・アクア団、ギンガ団、プラズマ団、フレア団へと、作品ごとに野望の規模と思想を変えてきました。アローラ地方以降は、スカル団、エール団、スター団のように、社会から外れた人々の居場所や応援の気持ちが暴走した集団も登場しています。
単純な悪人だけでなく、正しい目的を危険な方法で実現しようとする人物や、誤解によって敵視された集団が描かれる点もシリーズの魅力です。それぞれの組織の目的、ボス、関係する伝説のポケモンを比べると、各地方の物語とテーマをより深く理解できます。
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